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大須賀淳
2024.9.5 19:59その他ニュース

新義は未来のために

米不足が話題になる中、米作農業の倒産・休廃業が過去最多になっているそうです。

 

「米作農業」の倒産・休廃業解散動向(2024年1-8月)

 

折しも、昨日には天皇陛下が皇居で稲刈りを行われたニュースも伝わっていましたが、日本の文化・国柄にとって単なる食料以上の重要さを持つ稲作がより厳しい状況にある中、皇居での稲作もより一層の重要な意味を持って行きそうです。

 

皇居での稲作は、昭和天皇が即位されてすぐ(昭和2年)に始められた「新義」。

 

当時と現代との状況もまるで違うとは言え、昭和天皇の胸中には既に大きな変化の渦中にあった日本に、古来よりのエートスを伝え、受け継ぐための行いという気持ちもあられたのかもしれません。

 

どのような伝統も最初は「新義」として生まれ、そこには各々込められた想いがあるはずですが、時を経ると「伝統は昔からあるから、それだけで重要なのだ!」という、誕生時の思いとは真逆の精神性を持った愚者により、国の停滞、果ては危機さえ招くような形で濫用される事もしばしばです。

 

曲解どころか、真逆の方向に突進する者ほど声ばかり大きいのは、一体どういうわけでしょうね。

大須賀淳

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